「インモードとデンシティ、どっちが自分に合っているの?」——高周波RF治療を検討している方なら、一度はこの疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。どちらも「切らないたるみ治療」として注目を集めていますが、実は狙いどころや得意分野がまったく異なります。この記事では、仕組みから効果・費用・向いている人まで、両者を徹底的に比較します。カウンセリング前の予習として、ぜひ最後までお読みください。

この記事の目次
高周波RF(ラジオ波)とは?たるみ治療の基礎知識
RF(Radio Frequency)とは「高周波」または「ラジオ波」と呼ばれる電磁波の一種で、美容医療の分野では皮膚や皮下組織に熱エネルギーを届けるために活用されています。RFを照射すると、真皮層や皮下脂肪層の温度が上昇し、コラーゲン線維の収縮・リモデリングが促進されます。これにより、肌のハリ感の向上やたるみの改善が期待できます。
たるみ治療として広く知られているHIFU(ハイフ)が超音波を使ってSMAS筋膜層に点状の熱を加えるのに対し、RF治療は皮膚の浅層から脂肪層にかけて面的に熱を届けるのが特徴です。そのため、「引き上げる」というよりも「引き締める・整える」というアプローチに優れています。インモードとデンシティは、このRF技術を活用した代表的な美容医療機器です。
🔬 RF治療の基本メカニズム
高周波エネルギーが皮膚組織に吸収されると、組織内に電気抵抗による熱が発生します。この熱刺激によってコラーゲン線維が収縮し、同時に新たなコラーゲン産生が促進されます。結果として、肌のハリ・弾力が向上し、たるみや小じわの改善につながります。効果は施術直後から徐々に現れ、コラーゲンのリモデリングが完了する1〜3か月後にピークを迎えることが多いとされています。個人差があります。
インモードとは?特徴・仕組み・ハンドピースの種類

インモード(InMode)は、イスラエルに本社を置くInMode社が開発した高周波RF美容医療機器です。FDA(米国食品医薬品局)の認可を取得しており、韓国をはじめ世界各国の美容クリニックで広く使用されています。日本でも「切らない小顔治療」として注目を集め、特に二重あごやフェイスラインのもたつきに悩む方に支持されています。
インモードの仕組み
インモードの最大の特徴は、高周波エネルギーを皮膚の表面から深部の脂肪層まで効率的に届けられる点にあります。特に、脂肪細胞に直接アプローチすることで、脂肪のボリュームを減少させながら皮膚を引き締めるという、二段階のアプローチが可能です。施術には複数のハンドピース(アプリケーター)が用意されており、悩みや部位に応じて使い分けることができます。
MiniFX(ミニFX)の特徴
MiniFX(ミニFX)は、フェイスラインや顎下、頬など、脂肪によるボリュームが目立つ部位に使用するハンドピースです。吸引機能と高周波照射を組み合わせることで、脂肪細胞を効率的に加熱・破壊します。吸引によって皮膚と脂肪層を持ち上げながらRFを照射するため、脂肪層への熱の到達効率が高まります。ダイエットをしてもなかなか落ちない顔の脂肪や、二重あごのもたつきに悩む方に特に適しています。
Forma(フォーマ)の特徴
Forma(フォーマ)は、高周波で皮膚全体を均一に温め、真皮層のリモデリングを促すハンドピースです。MiniFXが脂肪層への深いアプローチを得意とするのに対し、Formaは皮膚の引き締めとハリ感の向上に特化しています。施術中の体感は「じんわりと温かい」程度で、痛みが出るケースは比較的少ないとされています。多くのクリニックでは、MiniFXとFormaを組み合わせた「インモードリフト」として提供しており、脂肪の減少と皮膚の引き締めを同時に狙います。
インモードで期待できる効果
✅ インモードで期待できる主な効果
- フェイスラインのもたつき・二重あごの改善
- 顔全体の引き締め・小顔効果
- 脂肪によるたるみの軽減
- コラーゲン産生促進によるハリ感の向上
- 肌質の改善(キメ・毛穴)
インモードは、脂肪が原因で輪郭がぼやけているタイプのたるみに特に効果を発揮しやすいとされています。「写真を撮ると顔が大きく見える」「横顔の顎下が気になる」「笑うと輪郭が四角く見える」といった悩みを抱える方に向いています。ただし、効果の出方には個人差があり、脂肪量・皮膚の厚み・施術者の技術・出力設定などによって結果が異なります。
痛み・ダウンタイム
インモードの施術中は、MiniFXの吸引による圧迫感と熱感が主な体感です。吸引刺激があるため、デンシティと比較すると痛みを感じやすい傾向があります。ただし、麻酔クリームの使用や出力の調整によって、痛みはある程度コントロール可能です。ダウンタイムとしては、施術後数時間〜数日間の赤みや軽い腫れが生じることがあります。また、体質や出力によっては内出血が出る場合もあるため、大切な予定の直前は避けることをおすすめします。施術直後からメイクが可能なクリニックが多く、日常生活への影響は比較的少ないとされています。
⚠️ インモード施術後の注意点
施術後数日間は、強いマッサージや過度な飲酒、激しい運動は控えましょう。内出血が出た場合は、自然に吸収されるまで安静にしてください。また、紫外線対策と保湿ケアを丁寧に行うことが大切です。詳細はクリニックの指示に従ってください。
デンシティとは?特徴・仕組み・独自技術

デンシティ(DENSITY)は、RF(高周波)技術を活用した最新のたるみ治療機器です。6.78MHzという高出力の高周波を照射することで、皮膚の浅層から深部の組織まで幅広くアプローチできます。従来のRF機器の代表格であるサーマクールに匹敵する出力を持ちながら、コストパフォーマンスに優れているとして注目を集めています。
デンシティの仕組み
デンシティは高周波エネルギーによって皮膚組織に熱を加え、コラーゲンと繊維組織の収縮・リモデリングを促進します。この熱刺激によって、肌のハリ感が向上し、たるみや小じわの改善が期待できます。また、ガスによる冷却機能を搭載しており、照射中の肌表面を保護しながら深部に熱を届けることができます。これにより、安全性を保ちながら高い出力での施術が可能となっています。
モノポーラ+バイポーラ同時照射の強み
デンシティが他のRF機器と一線を画す最大の特徴が、モノポーラRFとバイポーラRFを同時に照射できる点です。一般的なRF機器の多くはモノポーラのみを搭載していますが、デンシティはこの2種類を組み合わせることで、より幅広い層に効果的にアプローチできます。
| 照射方式 | 熱の届き方 | 主な効果 |
|---|---|---|
| モノポーラRF | 深部(真皮深層〜皮下組織)まで熱が届く | 深層のたるみ改善・コラーゲン収縮 |
| バイポーラRF | 表層(真皮浅層)に熱をこもらせる | 表面の引き締め・小じわ改善・肌質向上 |
モノポーラRFが深部のたるみに働きかける一方、バイポーラRFが皮膚表面をキュッと引き締めることで、施術直後から即時的な引き締め効果を実感しやすいのがデンシティの大きな強みです。「たるみだけでなく、小じわも気になる」という方に特に適しています。
デンシティで期待できる効果
✅ デンシティで期待できる主な効果
- 肌のハリ・弾力アップ(即時効果あり)
- フェイスラインの引き締め・リフトアップ
- 小じわ・ほうれい線の改善
- 毛穴の縦伸び・開き毛穴の改善
- 肌質・キメの向上
- 顔全体のトーンアップ・透明感
デンシティは、施術直後にフェイスラインが引き締まる、頬がリフトアップするといった即時的な効果を実感しやすい施術です。これはモノポーラRFが深層部に熱を加えることで、コラーゲン線維が即座に収縮するためです。さらに、施術後1〜2か月かけてコラーゲンのリモデリングが進み、効果のピークを迎えます。持続期間は個人差がありますが、3〜6か月程度、長い方では半年〜1年ほど持続するとされています。
痛み・ダウンタイム
デンシティの施術中の体感は「温かさを感じる程度」が多く、インモードと比較して痛みが少ない傾向があります。ダウンタイムはほぼないとされており、施術直後に軽い赤みやほてりが出ることがありますが、多くの場合は数時間以内に落ち着きます。仕事や育児でまとまった休みが取りにくい方にとって、ダウンタイムの少なさは大きなメリットです。ただし、出力や体質によっては反応が強く出ることもゼロではないため、大切な予定の直前は余裕を持って受けることをおすすめします。
インモードvsデンシティ徹底比較
ここからは、インモードとデンシティの違いを項目別に整理します。どちらが優れているということではなく、あなたの悩みや生活スタイルに合った選択をするための参考としてご活用ください。
効果・アプローチ層の違い
| 比較項目 | インモード | デンシティ |
|---|---|---|
| 主なアプローチ層 | 脂肪層+真皮層 | 真皮層(浅層〜深層) |
| 主な効果 | 脂肪減少+引き締め | ハリ・弾力アップ+引き締め |
| 得意な悩み | 二重あご・もたつき・輪郭のぼやけ | たるみ・小じわ・ハリ不足・毛穴 |
| 変化の実感 | 輪郭の変化として分かりやすい | 即時効果あり・自然でなめらか |
| 向いている人 | 脂肪が多め・もたつきが気になる | ハリ低下・疲れ顔・ナチュラル志向 |
最も大きな違いは、脂肪にどこまでアプローチするかという点です。フェイスラインのもたつきや二重あごが主な悩みで、原因が脂肪にある場合はインモードが向いています。一方、肌のハリ低下や小じわ、毛穴の縦伸びなど、肌の弾力低下が主な悩みであればデンシティが候補になります。
痛み・ダウンタイムの違い
| 比較項目 | インモード | デンシティ |
|---|---|---|
| 施術中の痛み | ややあり(熱感+吸引刺激) | 少なめ(温かさ程度) |
| 赤み | 出ることがある | ほぼ出ない |
| 内出血 | まれにあり | ほぼなし |
| ダウンタイム | 数時間〜数日 | ほぼなし(〜数時間) |
| 施術後のメイク | 当日可(クリニックによる) | 当日可 |
痛みに弱い方や、ダウンタイムが取りにくい方にはデンシティの方が受け入れやすい傾向があります。インモードはMiniFXの吸引刺激があるため、どうしても圧迫感が生じやすいですが、麻酔クリームの使用や出力調整でコントロール可能です。内出血リスクがある点はスケジュール管理の面で注意が必要です。
施術回数・持続期間の違い
| 比較項目 | インモード | デンシティ |
|---|---|---|
| 推奨施術回数 | 3〜6回(2〜4週間ごと) | 1〜3回(6か月ごと) |
| 効果の実感 | 数回後から徐々に | 施術直後〜1〜2か月後 |
| 効果のピーク | 複数回施術後 | 施術後1〜2か月 |
| 持続期間 | 数か月(個人差あり) | 3か月〜1年程度(個人差あり) |
| メンテナンス頻度 | 数か月に1回 | 半年に1回程度 |
インモードは回数を重ねながら輪郭を整えていくイメージで、デンシティは1回でも肌の調子が上がった感覚を得やすく、継続で効果を底上げするイメージです。どちらが自分の通院スタイルに合っているかも、選択の重要な基準になります。なお、効果の持続期間は個人の肌状態・年齢・生活習慣などによって大きく異なります。
費用相場の違い
| 比較項目 | インモード | デンシティ |
|---|---|---|
| 1回あたりの目安 | 約2〜6万円(部位・内容による) | 約3〜9万円(ショット数・部位による) |
| 費用の特徴 | 回数が必要なため、トータルコストに注意 | 1回あたりは高めだが、頻度が少ない |
費用は地域・クリニック・部位・ショット数・麻酔の有無などによって大きく変動します。1回あたりの金額だけでなく、必要な回数とメンテナンス頻度を含めたトータルコストで比較することが重要です。また、初回キャンペーン価格が安くても、必要以上の回数を勧められるケースもあるため、カウンセリング時にしっかり確認しましょう。
悩み別の選び方ガイド

インモードとデンシティ、どちらを選ぶべきかは「自分のたるみの原因がどこにあるか」によって変わります。以下の選び方ガイドを参考に、自分の悩みに近いものを確認してみてください。
💡 インモードが向いている人
- フェイスラインの脂肪・もたつきが気になる
- 二重あごを改善したい
- 「顔が重い」「輪郭が四角い」と感じる
- ダイエットをしても顔の脂肪が落ちにくい
- ある程度しっかりとした変化を出したい
💡 デンシティが向いている人
- 肌のハリ・弾力の低下が気になる
- たるみが軽度〜中程度で、ナチュラルに若返りたい
- 小じわ・ほうれい線・毛穴の縦伸びが気になる
- 「疲れて見える」「肌が元気ない」と感じる
- 痛みが少なく、ダウンタイムのない施術を希望する
- 仕事や育児でまとまった休みが取りにくい
⚠️ 迷ったときの判断ポイント
鏡を見たときに「重い・厚い・もたつく」と感じるなら脂肪が原因の可能性が高く、インモードが候補になります。「しぼむ・疲れる・ハリがない」と感じるなら肌の弾力低下が原因の可能性が高く、デンシティが候補になります。どちらの要素も混在している場合は、主な悩みを軸に選ぶか、医師に相談して判断することをおすすめします。
併用はできる?
インモードとデンシティの併用は可能です。実際に、インモードで脂肪にアプローチしてフェイスラインを整え、デンシティで肌のハリと引き締めを強化するという組み合わせを提案するクリニックもあります。脂肪由来のもたつきと肌の弾力低下が両方ある方には、理にかなった組み合わせといえます。
ただし、肌状態や予算によってはどちらか一方で十分なケースも多くあります。まずは主な悩みに合った施術を選び、経過を見ながら追加するという進め方が現実的です。併用を検討する場合は、施術の目的と順番を医師と共有し、施術間隔や出力設定を適切に設計してもらうことが大切です。短期間に詰め込みすぎると、肌への負担が増すリスクもあるため注意が必要です。
施術前に知っておきたい注意点
インモードもデンシティも、比較的受けやすい「切らないたるみ治療」ですが、万能ではありません。以下の点を事前に理解しておくことで、後悔のない選択につながります。
⚠️ 効果に個人差が生じる主な要因
- 脂肪量・肌質・年齢:元の状態によって効果の出方が異なります
- 出力設定:適切な出力で照射されているかが重要です
- 施術者の技術:照射の丁寧さや当て方によって結果が変わります
- アフターケア:施術後の保湿・紫外線対策が効果の持続に影響します
- 生活習慣:睡眠・食事・ストレス管理も肌状態に影響します
また、以下のような方は施術を受けられない場合があります。妊娠中・授乳中の方、ペースメーカーなどの金属製インプラントを体内に持つ方、施術部位に炎症や感染症がある方、重篤な疾患をお持ちの方などは、事前に医師に相談してください。
クリニック選びでは、「なぜその施術が自分に合うのか」を丁寧に説明してくれるか、出力や回数を個別に調整しているか、リスクについての説明があるかを確認することが大切です。価格だけで判断せず、信頼できる医師のもとで施術を受けることが、満足度の高い結果につながります。
よくある質問(FAQ)
Q. インモードとデンシティはどちらが小顔効果が高いですか?
A. 脂肪によるもたつきが原因であればインモード、ハリ不足が原因であればデンシティが向いています。小顔効果の実感は、自分のたるみの原因に合った施術を選ぶことで高まります。どちらが絶対的に優れているということはなく、原因に合った選択が最も重要です。個人差があります。
Q. 何回くらいで効果を実感できますか?
A. インモードは複数回(目安3〜6回)の施術を重ねることで効果を実感しやすくなります。デンシティは1回目から変化を感じる方も多く、施術後1〜2か月で効果のピークを迎えることが多いとされています。ただし、効果の出方には個人差があります。
Q. ハイフ(HIFU)との違いは何ですか?
A. ハイフは超音波を使ってSMAS筋膜層に点状の熱を加え、強力なリフトアップ効果を狙います。インモード・デンシティは高周波を使って皮膚〜脂肪層を面的に引き締めます。「引き上げる」のがハイフ、「引き締める・整える」のがRF治療というイメージです。悩みの種類によって最適な選択が異なります。
Q. ダウンタイムは本当にないのですか?
A. 「ダウンタイムほぼなし」とされる施術でも、赤み・ほてり・軽いむくみ感が出ることがあります。多くの場合は数時間〜数日で落ち着きますが、体質や出力によっては反応が強く出ることもゼロではありません。大切な予定の直前は避け、施術後は保湿と紫外線対策を丁寧に行うことをおすすめします。
Q. インモードとデンシティは同じ日に受けられますか?
A. 同日の施術が可能かどうかはクリニックや肌の状態によって異なります。一般的には、肌への負担を考慮して間隔を空けることが推奨されています。併用を希望する場合は、医師に相談して適切な施術計画を立ててもらうことが大切です。
Q. 施術後のスキンケアはどうすればよいですか?
A. 施術後は肌が敏感になっているため、刺激の少ない保湿ケアと紫外線対策が基本です。強い摩擦や刺激のある成分(レチノール・ピーリング成分など)は施術後しばらく避けることをおすすめします。具体的なアフターケアの指示はクリニックの医師・スタッフに確認してください。
まとめ
- インモードとデンシティはどちらも高周波RF治療だが、アプローチする層と得意分野が異なる
- インモードは脂肪層へのアプローチが得意で、二重あごやフェイスラインのもたつきに向いている
- デンシティはモノポーラ+バイポーラの同時照射で真皮層を幅広く整え、ハリ・弾力アップや小じわ改善に向いている
- デンシティは施術直後から即時的な引き締め効果を実感しやすく、ダウンタイムも少ない
- インモードは複数回の施術で輪郭を整えていくイメージ、デンシティは1回でも効果を感じやすく半年に1回程度のメンテナンスが目安
- 費用・痛み・ダウンタイム・通院頻度なども含めて自分のライフスタイルに合った選択をすることが大切
- どちらが自分に合うか迷ったら、信頼できる医師のカウンセリングで相談することをおすすめします
- 効果には個人差があります。施術を受ける際は必ず医師に相談してください